

もともとは学生時代にアルバイトをしていたバーテンダーをやりたかったという。しかし、そういうわけにもいかず、大学を卒業すると祖父が創業した、現在75年目を迎える建築事務所へ入所する。
大学では土木工学を専攻するも、肌に合わず、独学で学び建築士の免許をとる。しかしその時、代表であった2代目父が入所3年目に亡くなり、大学教授であった兄の支援を受けることとなる。
平成13年に濱田建築事業所の代表となり、主に官公庁の仕事が多く、中学校や区役所の建築を主とする業であったが、友人から読めと薦められた建築家の宮脇壇氏の「父達よ家へ帰れ」という本を読み、家づくりというのはこんなに面白いものかと共感し、住宅設計に興味を持つ。
知人でもあり以前より欧倫ホームの設計を手掛けていた鈴木氏の紹介により、当社の仕事に携わることとなる。
その理由の第一は、欧倫ホームの空気が明るく、楽しく、そして社員やスタッフの非常な親しみやすさ。元々、仕事は金銭よりも楽しくやりたいことを旨とする想いが強く、面白い家をつくるには自らが楽しめる環境であることが必然と考え、又従来のハウスメーカーの少品種大量システムには抵抗を感じ、多品種少量の、まず第一に好きなようにできる価値を尊しとした結果であった。
カクテルの代わりに、さりげなくお客様の嗜好を察し、一味違ったオリジナルブレンドのシェーカーを住まいづくりの場で思いっきり振りたいという。
是非遠慮なしに本音で希望を語ってほしいと言う。
お客様自身が、できるかできないかを考えて先に結論を出すのではなく、客観的に不可能に思えることも忌憚なく述べてほしい。
自分自身でもできるかできないかはその時点ではわからないが、とりあえず持って帰り、徹底的に熟考する。
肯定的にチャレンジすることが面白いし、そのやり甲斐こそが自分の存在感でもあり、その為には断片的にインプットした情報を沈思熟考し、
その生活イメージを妄想まで高めることにより、独善的に、点から線、線から面、面から立体へと形あるものに昇華する。
結果お客様の求めるものと一致したときの喜びは、何ものにも替え難いという。



建築家・吉村順三氏の、自然と向き合うナチュラルな設計思想に強く共感するという。自らも素材を生かすことの知識・技術の習得に十分な時間をかけている。
素材の観点のひとつは、環境としての素材であり、敷地の形状、方位、隣地建物、庭の樹木などをいかに効果的に機能させるかであり、
開口部ひとつ取ってみても、日照、採光、通風のみではなく、その窓から見える視覚のよさを増幅させるようなプランを考えること。
完成した後に、窓から見える新鮮な風景に気づいて、喜んでもらえることが楽しいという。又、素材の波動を生かすことも重要であると考える。世の中に現存する物資にはすべて波動があり、それぞれ波動を放出している。
目に見えないだけで波動の影響は大いなるものがある。
自然の素材から醸し出される穏やかな波動は、受け入れる人の気持ちに心地良い安らぎを与えるし、五感に対しても視覚、触覚、嗅覚においてプラスに作用するものである。打放しのコンクリート壁面の一部に、ラインとして自然石をデザインするだけでもその効果がある。
現在の住まいとは、自然と科学の融合商品ではあるが、それぞれの役割分担を見極め、可能な限り自然素材の波動を機能させたいという。













