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土地選びの注意点「浄化槽」と「下水道」

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土地を探すときの条件には、用途地域、駅やスーパー、小学校、公園までの距離、前面道路の広さや向き、土地の形などなど…チェックすべき項目がたくさんあります。ついつい立地条件や価格ばかりに目が行きがちですが、実は見落としがちなポイントもあるのをご存知ですか?

例えば、希望エリアの下水道の設備状況について。

家を建てたあとで追加工事のお金がかかる場合もあるため、購入前に知っておくことで出費に備えることもできます。

 

今回は、そんな「浄化槽」と「下水道」の問題についてご紹介します。

 

★下水道とは?

わたしたちは、毎日の暮らしの中で当たり前のように多くの水を使っています。生活で出た水や汚水をそのまま自然に流し続けてしまうと、川や海は当然のことながら汚染されてしまいます。そこで、汚れた水を綺麗に再生し、水環境を守るために誕生した施設が「下水道」なのです。

下水道が整備されている地域は、地下に埋設された下水道管に、し尿はもちろん、お風呂やキッチンなどから出る生活排水の他、工場排水などが流入します。この汚水はすべて終末処理場(下水処理場)へと送られ、綺麗な水に処理してから自然に還す流れになっているのです。

 

★浄化槽とは?

下水道が整備されていない地域は、各家庭や地域に「浄化槽」が設置され、水を綺麗にしています。

浄化槽には、し尿のみを処理する「単独処理浄化槽」と、し尿と生活排水の両方を「合併処理浄化槽」の2種類があります。しかし現在、新たに設置する場合は、浄化槽法により「合併処理浄化槽」のみとなっています。

浄化槽の設置には、多くの自治体で補助金が出ていますので、比較的安価に設置することができます。また必要なスペースは車一台分ほど。地下に埋め込むので表からは目立ちません。

浄化槽の地域は、水道局に下水道料金を支払う必要はありませんが、法令で義務付けられている定期的な浄化槽の点検や清掃など管理費用が毎年かかります。

 

★下水道が整備されていない土地を購入する場合

下水道が整備されていない地域の場合、必然的に浄化槽の設置をしなければなりません。このときに覚えていていただきたいのは「下水道に切り替える際に大きな費用がかかる可能性がある」ということです。また、切り替え費用は、敷地の形や広さ、浄化槽の位置などによって大きく変わってきます。

もし浄化槽が道路に面しておらず、建物の奥に設置してある場合、配管の工事に手間がかかりより多くの金額が発生することも。そのため、近い将来下水道に切り替わる地域であることが分かっているのであれば、切り替わることを想定した上での設計が行えると安心できますね。

 

 

水洗トイレが当たり前となっているこの時代、下水道もあたりまえに整備されていると思っている方も多いかもしれません。しかし実は愛知県の下水道普及率は77.2%(平成28年度)。都市部である名古屋市は99.3%と非常に高い普及率ですが、お隣の北名古屋市は42.6%、稲沢市は40.5%、弥富市38.4%、大治町18.1%など、普及が進んでいない地域も多くあります。そのため水道局では、下水道未整備地域の解消のために年々整備を進めています。

下水道が整備された場合、概ね1年以内の切り替えが義務付けられています。自治体のホームページなどで今後の下水道整備予定が分かりますし、自治体によっては切り替える際に補助金がもらえることも。事前に整備予定を調べ、入居後に負担する下水道工事のことまで考えた上で家を建てておけば、後々スムーズに切り替えられるでしょう。

 

 

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