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平成29年度「路線価」発表!愛知県の傾向は?

 

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みなさんは「土地の適正価格」をご存知でしょうか。

土地の価格は、立地等の条件だけでなく、売り主や買い主の事情に左右されることが多く、とても分かりにくいものとなっているのです。

そのため、相続税などの税金の算定の指標として、分かりやすく土地評価額を定めている「路線価」というものがあります。

今回は、先月発表されたばかりの2017年路線価について、愛知県をはじめとする東海地方の傾向をご紹介いたしましょう。

 

以前「土地から始める家づくり」の記事の中でも、「地価公示」についてご紹介したことがあります。(リンク貼るhttp://www.auring.co.jp/blog/land_170610/

地価公示とは、土地の適正な価格が一般の人にもわかるように、国土交通省が発表する地価のこと。2017年の地価公示では、アベノミクスやマイナス金利の影響もあってか、住宅地の変動率が9年ぶりに上昇したことが話題となりました。愛知県に限っては、全国平均を超える、高い上昇率でしたね。

 

そして先月、今度は国税庁から2017年の「路線価」が発表されました。

路線価とは一定の区画に面する道路ごとに国が定めた1m2当たりの土地の価格のことを言います。

これは相続税・贈与税を算定する時の基準になる価格で、国土交通省が発表した地価公示の8割が目安となっています。そのため、路線価の変動傾向は地価公示とよく似ていますが、大きく異なるのは調査地点数。地価公示が26,000地点なのに対し、路線価は336,000地点にも及びます。地価公示のおよそ15倍と、圧倒的に調査地点数が多く、細かく分かれているのですね。

 

 

それでは、今年の東海地方の路線価はどのような変動を見せたのでしょうか。

73日に発表された2017年路線価では、愛知県は前年よりも1.2%、5年連続で上昇しました。特に上げ幅が最大だったのは名駅北側の【広井町線通り】で、前年より23.4%もの上昇。そして名古屋駅前の【名駅通り】は4.8%上昇した880万円となり、13年連続で東海地方の最高値となりました。

名古屋駅周辺だけでなく、金山駅前の【新尾頭金山線通り】も前年の10.9%から20.6%へと倍増。金山駅周辺は名古屋駅が近いだけでなく、中部国際空港へ良アクセスなところも上昇理由のひとつと考えられます。

名古屋駅周辺は、今年4月に「JRゲートタワー」が開業したばかり。にぎわいは増すばかりで、2027年に予定するリニア中央新幹線開業まで、今後も不動産価格が高まることが予想されています。

また、名古屋駅まで電車で30分圏内の岐阜駅前は、前年よりも2.3%も上昇。同じく名古屋駅まで40分園内の大垣駅前は4.5%も上昇しています。このことから、名古屋駅の再開発事業は、都心部だけでなく郊外にも大きな影響を与えていることがよくわかりますね。

 

このように、上昇率の高まる名古屋地区ですが、路線価が横ばい、あるいは下落しているところも見られます。

愛知県内では豊田市、豊橋市、西尾市、尾張旭市、蟹江町の路線価は横ばい。新城市は5.7%の下落が見られました。

 

 

これらの路線価はあくまで贈与税などの算定基準のため、価格がそのまま土地の実勢価格となるわけではありません。しかし近隣の売買事例と路線価の比率を組み合わせることで、土地のおおよその実勢価格を予測することはできます。

最新の路線価は国税庁ホームページ(http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h29/nagoya/aichi/prices/city_frm.htm)で確認できます。

公示地価と共に希望のエリアの路線価を調べておくことで、土地価格の傾向が分かり、土地探しの役に立つかもしれませんね。

 

 

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