家つくブログSpecial

土地のデメリットをメリットに変える方法~日当たりの悪い土地編~

冬の寒さも本格的に厳しくなってきましたね。

こんな季節に土地探しをしていると、「やっぱり冬は明るくて暖かい家でポカポカと過ごしたい」としみじみと思うものです。

実際、採光のことを考えて「南が開けている土地」を絶対条件として土地を探している方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、冬場も明るくポカポカな家をつくるためには、必ずしも南側が重要というわけでもないのです。

例えばこちらの家。

ここは北面道路の土地に建っており、接面道路からは約3メートルの高低差があります。

さらに南側にも建物があり、敷地レベルも南側の方が1メートルほど高い状況です。

通常、このような土地の場合、少しでも南側から採光を取るため、できるだけ建物を北側の接面道路に寄せて南側が開くように設計をします。

しかしこの土地の場合、購入した時点ですでに北側にガレージが存在していました。

ガレージの上に建物を建築することも可能でしたが、無理に既存ガレージの上に建築すると、地盤補強が充分に行えず地盤保証が受けられないというデメリットがあります。そのため、安全面や今後の建物のメンテナンスを重視すると、できる限り既存ガレージを避ける建築を行うことが大切であると判断しました。

このような事情を踏まえて、以下の図のように南側が開けていなくても充分に採光が取れる設計の工夫をしたのです。

土地への日照角度を季節ごとに考慮した上で、2階の吹き抜け部分に大きな窓を設けました。データから精密に計算された日照角度により、夏の強い日差しはできるだけ遮り、秋・冬・春には暖かな日差しがポカポカと1階のリビングを照らしています。

また、重い建物を乗せるには不安のあった既存ガレージ上には、大きなウッドデッキを配置。第二のリビングとして多用途で使用できる空間となりました。

 

南側が遮られている土地でも、このようにアイディア次第で冬場も太陽の光がしっかり入る、暖かな家を実現することができたのです。

また欧倫ホームでは、採光に恵まれた南道路の土地でもあえて南側に大きく窓をとらない設計をした家もたくさんあります。

実は、道路のある南側に大きな窓があると、部屋の中で何をしているのかが外から見えてしまうこともあるのです。あえて南側に窓をつくらないことでデザイン性の高い家となり、プライバシーとデザイン性を配慮しつつ、採光の取れる暖かな家をつくることもできるのです。

このように弊社では、住む方がどれだけでも快適に過ごせるよう、デメリットのある土地をメリットへと変える工夫満載の設計をご提案しています。

どうしても理想的な土地が見つからず悩んでいたら、「南から採光をとらなければいけない」という固定概念をいったん取り外し、条件を変えて探してみるのはいかがでしょうか。

南以外の採光の取り方や設計のアイディアなど、困ったことがあればいつでも相談してくださいね。

#